ジムでベアフットシューズが流行る理由|おすすめ3ブランド【2026】

ジムでベアフットシューズが流行る理由|おすすめ3ブランド
BarefootMania

ジムでベアフットシューズを履く人が、日本でも増えてきました。私が通うジムでも、薄いソールの靴でウエイトを扱う人をちらほら見かけます。

厚底のランニングシューズでスクワットをすると、足元がぐにゃっと沈む。あの頼りない感覚に、心当たりのある人は多いはずです。

この記事では、海外のジムでベアフットシューズが定番になった理由と、日本ならではの事情、そしておすすめの3ブランドをまとめました。

・海外で定番になった理由は、厚底の沈み込みが踏ん張りを奪うから
・日本のジムは裸足が禁止、だから裸足に一番近いベアフットシューズが最適
・最初の1足は低価格のSAGUARO、本格派はVivobarefootとINOV8

まこと
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ベアフットシューズマニア
Profile
ランニング歴20年の現役ランナーです。 坐骨神経痛とランナー膝(腸脛靭帯炎)で走れなくなった時期もありましたが、ベアフットシューズに出会うことで再び走る喜びを取り戻しました。 元プロスポーツショップ店員として、国内外の数百人の足のお悩みに向き合った経験と数十足のベアフットシューズを履いた経験を踏まえて、ベアフットシューズの魅力を発信しています。 痛みに悩んでいる方や健康重視の方の助けになれば嬉しいです!
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海外のジムでベアフットが定番になったのは、厚底が踏ん張りを奪うから

流行の震源地は海外のジムです。クロスフィットのような高強度トレーニングの世界では、「ランニングシューズはウエイトに向かない」がずいぶん前から共通認識になっています。

理由は単純です。ランニングシューズの柔らかいクッションは、走るときの着地衝撃を吸収するためのもの。バーベルを担いだ瞬間、その柔らかさが逆に働きます。

左がベアフットシューズ・右が厚底シューズ

ソールが沈んで、重心がぶれる。床を押しているのか、クッションを押しているのか分からなくなる。高重量になるほど、この差は無視できません。

だからジムの上級者ほど、ソールが薄くてフラットな靴を選ぶようになりました。その行き着いた先が、限りなく裸足に近いベアフットシューズだったわけです。

ブランドが「筋トレ専用」を作り始めた

流行が本物になった証拠が、専用モデルの登場です。Vivobarefootは2023年、筋トレのために設計したMOTUS STRENGTHを発売しました。

アウトソールはわずか3.5mm。かかとの上がりがないゼロドロップ構造で、翌2024年には英国メンズヘルス誌のフィットネスアワードでミニマルトレーニングシューズ部門を受賞しています。

一過性のブームなら、ブランドはカテゴリーを新設しません。ジム用ベアフットは、海外ではもう定番の1ジャンルです。

ベアフットがジムで効くのは、足裏の感覚と足指の踏ん張りが戻るから

そもそもベアフットシューズが初めてという方は、先にベアフットシューズとは?定義・仕組み・効果を読んでもらえると話が早いです。

履き替えるだけで、足裏の筋肉は変わる

面白い研究があります。ランナー57名を8週間追いかけた2019年の研究では、ベアフットシューズで歩いたグループは、足裏の筋トレをしたグループと同じくらい足裏の筋肉のサイズと力が増えました(Ridgeら 2019)。

特別なエクササイズをしなくても、履き替えるだけで足は変わる。この手軽さが、ジム用途と相性抜群なんです。

2025年に複数の研究をまとめた総説(系統的レビューといいます)でも、足裏の筋肉の量、土踏まずの働き、足指の力の改善が報告されています(Rodríguez-Longobardoら 2025)。

ひとつ正直に書いておくと、これらの研究の対象は大半がランナーです。ジムでウエイトをやる人そのものを調べた研究はまだ少ないので、そこは割り引いて読んでください。

実際に履いてわかったこと

私自身、ジムではSAGUAROのベアフットシューズを履いています。

最初に驚いたのは足裏の感覚でした。今までのトレーニングシューズでは、床を「踏んでいる」という認識しかなかった。それがソールが薄くなった途端、足裏のどこに体重が乗っているかが、はっきり分かるようになりました。

もうひとつが足指です。つま先の空間が広いので指が自由に開いて、親指の付け根と小指側で床をつかむように踏ん張れます。デッドリフトで床を押すとき、足の裏全体が使えている。この感覚は、この靴に替えてから初めて知りました。

感覚が研ぎ澄まされるぶん、フォームの雑さにも気づきやすくなります。重心が前に流れていると、足裏がすぐ教えてくれるからです。

ただし「重量が伸びる魔法の靴」ではない

期待させておいて申し訳ないのですが、ここも正直に書きます。

デッドリフトを調べた2021年の研究では、裸足に近い条件だとバーを引く距離が短くなる一方、地面から受ける力やスピードには差がありませんでした(Valenzuelaら 2021)。動きの効率は上がるけれど、記録が勝手に伸びるわけではない、ということです。

しかも種目によって向き不向きがあります。数十種類のベアフットシューズを履いてきた経験も踏まえて、相性を表にまとめました。

種目相性理由
デッドリフトなど引く種目かかとの高さがないぶんバーを引く距離が短く、床を直に踏める
ローイング・プレス系足裏全体で踏ん張れて、上半身に力を伝えやすい
ランジ・片足種目足指が開いて、横方向のブレを足で止められる
高重量スクワット足首が硬い人は、かかとの上がった靴のほうが深くしゃがめる場合がある
ランニングマシン・縄跳びクッションがないぶん衝撃が直接届く。慣らし期間が必要

「ベアフットは意味がない」という意見も見かけますが、それは万能薬として期待するからです。詳しくはベアフットシューズは「意味ない」?言われる理由と本当のところにまとめています。

日本のジムは裸足が禁止|だからベアフットシューズが最適解になる

ここからが、日本ならではの話です。

海外の記事やSNSでは、シューズすら履かずに裸足でリフティングする人が普通に出てきます。ところが日本のジムで同じことをやると、ルール違反になります。

たとえばエニタイムフィットネスの服装規定では、サンダルや草履と並んで「裸足」が名指しで禁止されています(公式FAQ)。ゴールドジムも各店舗の利用案内で土足を断り、室内履きへの履き替えを求めています。

これはジムが意地悪をしているわけではありません。プレートを足に落とせば大怪我ですし、衛生面や床の保護の問題もある。ルールには理由があります。

つまり日本では、「裸足で踏ん張りたい。でも裸足にはなれない」というジレンマが最初から存在するんです。

この隙間にぴったりはまるのが、ソール数ミリのベアフットシューズです。ルールはきちんと守りながら、限りなく裸足に近い床の感覚が手に入る。日本のジムでベアフットシューズを履く合理性は、実は海外より高いと私は思っています。

もうひとつの利点は、仕事用のカバンに収まる小ささ

日本のジム通いには、もうひとつ固有の悩みがあります。室内履きの持ち運びです。

土足禁止のジムなら靴を毎回持参するか、月額でロッカーを借りるかの二択。普通のトレーニングシューズはかさばるので、ジムの日だけ大きいカバンにする人も多いですよね。

ベアフットシューズは、この悩みをほぼ消してくれます。ソールが薄くて柔らかいので、ぺたんと平らになる。私のSAGUAROは仕事用のカバンにそのまま入ります。厚みがないので、書類やPCと一緒に入れても膨らみません。

仕事帰りにジムへ寄る日も、専用のバッグを持ち歩かなくて済む。地味ですが、続ける上でこれが一番効いているかもしれません。荷物の重さは、ジムに行かない言い訳に直結しますから。

ジム用ベアフットシューズの選び方|おすすめは3ブランド

選ぶ基準は3つだけ

  • 薄くてフラットなソール:ジム用途なら3〜6mm目安。かかととつま先の高低差がないゼロドロップを選ぶ
  • つま先の広さ:足指を開いて踏ん張れるかがすべて。日本人は幅広傾向なので、つま先の空間は広いほどいい
  • グリップと軽さ:ジムのラバーマットで滑らないこと。持ち運ぶなら軽さも立派な性能です

サイズ選びを含めた基準の詳細はベアフットシューズの選び方|失敗しない7つのチェック基準で解説しています。

まず試すならSAGUARO|低価格で失敗できる

SAGUAROの強みは、実売4,000円前後という価格です。ベアフットシューズは2万円クラスが珍しくない世界なので、この安さは別格です。

「合わなかったらどうしよう」と迷ったまま高い1足を買うより、まずSAGUAROで足裏の感覚を体験してみる。合えば続ければいいし、合わなくても勉強代として笑える金額です。

ジム用途なら、フィットネス向けのバイタリティIIIが候補になります。私がカバンに入れて持ち歩いているのもSAGUAROです。

Amazonのセールで3000円以下で手に入る場合もあり、高価なベアフットシューズの1/10`程度の価格で手に入ります。

本格派はVivobarefoot MOTUS STRENGTH|筋トレ専用設計

ウエイト中心で長く使う1足が欲しいなら、VivobarefootのMOTUS STRENGTHです。前述のとおり、筋トレのために設計されたベアフットシューズはこれが元祖。

価格は張りますが、高重量下での安定感と耐久性はやはり専用設計ならでは。メンズレディースとも当サイトで詳細を載せています。

動きの多いメニューならINOV8 BARE-XF PRO

ウエイトだけでなく、サーキットやHIITのように動き回るメニューが多い人にはINOV8BARE-XF PROを推します。

クロストレーニング由来のモデルなので、横方向の動きへのホールド感が強い。ベアフットの床感覚と、動ける安心感の両立が持ち味です。

ブランド・モデル特徴向いている人
SAGUARO アジャイル II実売4,000円前後・軽くて畳めるまず試したい人・持ち運び重視の人
Vivobarefoot MOTUS STRENGTH筋トレ専用設計・アウトソール3.5mmウエイト中心・1足を長く使いたい人
INOV8 BARE-XF PRO横方向のホールドが強いサーキットなど動きの多いメニューの人

よくある質問

靴下は履いたほうがよいですか?

ジムでは履く前提をおすすめします。素足だと汗がそのまま靴に染み込んで、においの原因になります。足指が動かせる5本指ソックスとの組み合わせが、ベアフットシューズとは特に相性がいいです。

いきなりジムのメインセットで使って大丈夫ですか?

最初の2〜4週間は、ウォームアップと軽めの重量だけに使うのが安全です。足裏やふくらはぎは今まで靴に守られてきたので、急に高重量をかけると張りが出やすい。メインセットは慣れるまで今までの靴で行い、少しずつ切り替えてください。

ランニングマシンでも使えますか?

短時間なら問題ありませんが、長い距離は別物です。厚底に慣れた足でいきなり走ると、着地の衝撃が直接届いて足を痛めやすい。走りたい場合は、歩きから段階的に慣らしてください。

洗えますか?何足あればよいですか?

多くのモデルは手洗いできて、薄いので乾きも速いです。ジム用と普段履きを分けるのが衛生的ですが、軽くて持ち運べるので、まずは1足を使い回す運用でも十分回ります。

まとめ

最後に、この記事の要点をもう一度置いておきます。

  • 海外で定番になった理由は、厚底の沈み込みが踏ん張りを奪うから
  • 日本のジムは裸足が禁止、だから裸足に一番近いベアフットシューズが最適
  • 最初の1足は低価格のSAGUARO、本格派はVivobarefootとINOV8

足裏で床をつかむ感覚は、一度知ると戻れません。次のジムの日、足元を少しだけ気にしてみてください。ソールの薄い靴の人が、思ったより増えていることに気づくはずです。

自分の足に合う1足を探すなら、商品検索でソール厚や用途から絞り込めます。読んでもらえると嬉しいです。

※本記事は医療アドバイスの代替ではありません。足や関節に痛みがある方、痛みが続く場合は、無理をせず専門家に相談してください。

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ランニング歴20年の現役ランナーです。 坐骨神経痛とランナー膝(腸脛靭帯炎)で走れなくなった時期もありましたが、ベアフットシューズに出会うことで再び走る喜びを取り戻しました。 元プロスポーツショップ店員として、国内外の数百人の足のお悩みに向き合った経験と数十足のベアフットシューズを履いた経験を踏まえて、ベアフットシューズの魅力を発信しています。 痛みに悩んでいる方や健康重視の方の助けになれば嬉しいです!
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